![]() ビタミンdと25−ヒドロキシビタミンd3の組み合わせ
专利摘要:
本発明者らは、ビタミンD(コレカルシフェロールおよび/またはエルゴカルシフェロール)と25−OH D3(カルシフェジオール)を含む組成物ならびに、これらの組成物をヒトで用いて、少なくともビタミンDの濃度、バイオアベイラビリティ、代謝または有効性に影響を与えるための使用法について開示する。組成物の形態と投与量ならびに、噴霧乾燥製剤の製造方法についても開示する。 公开号:JP2011512342A 申请号:JP2010546331 申请日:2009-02-12 公开日:2011-04-21 发明作者:スヴェン ヴォルフラム,;カイ ウルバン,;ヴォウター クラエルホウト,;エリサベス シュトークリン,;ニール;ロバート バック,;ブルーノ;エイチ. ローエンベルガー, 申请人:ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ.; IPC主号:A61K31-593
专利说明:
[0001] [技術分野] 本発明は、ビタミンD(コレカルシフェロール/および/またはエルゴカルシフェロール)と25−ヒドロキシビタミンD3(カルシフェジオール)を含む組成物ならびに、その組成物を用いて、少なくともビタミンDの濃度、バイオアベイラビリティ、代謝または有効性に影響を与えるための使用法に関する。] [0002] [背景技術] ビタミンD(エルゴカルシフェロールおよびコレカルシフェロールなど)とは、それぞれの生物活性によって定義される脂溶性化合物の総称である。ビタミンDの欠乏によって、子どもではくる病、成人では骨軟化症が起こる。しかしながら、数ヶ月間にわたって1日あたりの推奨摂取量(すなわち、ビタミンD5〜15μgまたは200〜600IU)の100倍を超えて慢性的に摂取すると、毒性が生じる可能性がある。ビタミンDの場合、「毒性の閾値は体重1kgあたり1日で500〜600mcgである。通常、成人はRDAの3倍を超えて長期間消費すべきではない」(Garrison & Somer, The Nutrition Desk Reference, Third Ed., McGraw−Hill, pg. 82, 1997)。高カルシウム血症は、25−ヒドロキシビタミンDの血中濃度が375nmol/Lを超えると生じることがある。最近になって、ビタミンDの安全な上限レベルは少なくとも250μg/日(10’000IU)であることが確認された(Hathcockら Am.J Clin. Nutr. 85:6〜18, 2007)。このような健康補助食品を摂取すると、25−ヒドロキシビタミンDの血中濃度が約200nmol/Lになることが明らかになっている。] [0003] ビタミンDは、25−ヒドロキシビタミンD(カルシフェジオール;25−OHビタミンD;25−OH D)を生成するのに肝臓でのヒドロキシル化が必要なプロホルモンの1つであり、この25−ヒドロキシビタミンDが腎臓や他の組織でさらにヒドロキシル化されて、ビタミンDの活性ホルモン形態である1,25−ジヒドロキシビタミンDが生成される。1,25−ジヒドロキシビタミンDは、血液中に放出され、ビタミンD結合タンパク質(DBP)と結合し、標的組織まで運ばれる。1,25−ジヒドロキシビタミンDとビタミンD受容体とが結合することで、この複合体が細胞核で転写因子として機能するようになる。] [0004] ビタミンD欠乏によって、骨吸収が促進されることがある。また、それによって、心臓血管系、免疫系、筋肉系の機能が調節されることもある。疫学的研究では、ビタミンD摂取とそれが血圧またはグルコース代謝におよぼす影響との関連性が見いだされている。ビタミンDの活性は、副甲状腺ホルモンによる負のフィードバック制御下にある。] [0005] ビタミンDと25−OH D3は、ともに今まで医薬品として投与されてきている。ビタミンDは、言うまでもなく、広く利用可能である。米国では以前、25−OH D3がオルガノン(Organon) USAから「CALDEROL」という商品名で販売されていたが、現在はFDAの販売中止対象薬の一覧に含まれている。これは、コーン油と25−OH D3を含有するゼラチンカプセルであった。] [0006] 現在は、液状の25−OH D3が、スペインにてFAESFarmaから「HIDROFEROL」という商品名で油性溶液として販売されている。] [0007] また、ビタミンDと25−OH D3との組み合わせが、動物の飼料に用いられている。飼料用の25−OH D3は、DSMから「ROVIMIX HY−D」という商品名で市販されている。] [0008] 5%〜50%(wt/wt)の量で油に溶解された少なくとも25−OH D3と酸化防止剤、25−OH D3と油の液滴をカプセル化する作用剤、栄養添加剤(ビタミンD3など)を含む飼料プレミックス組成物が、Tritschら(米国特許出願公開第2003/0170324号明細書)によって開示されている。このプレミックスを、家禽類、ブタ、イヌまたはネコ用の食品に添加してもよい。この組成物は、25−OH D3を酸化に対して安定させる。] [0009] 25−OHビタミンD3とビタミンD3の組み合わせを動物用の飼料に添加することが、Simoes−Nunesら(米国特許出願公開第2005/0064018号明細書)によって開示されている。特に、約10μg/kg〜約100μg/kgの25−OHビタミンD3と、約200IU/kg〜約4,000IU/kgのビタミンD3を、ブタ用の飼料に添加する。この添加によって、ブタの骨強度が改善される。] [0010] 25−OHビタミンD3とビタミンD3の組み合わせを家禽類用の飼料に添加して、脛骨軟骨発育不全症の影響を改善することが、Starkら(米国特許第5,695,794号明細書)によって開示されている。] [0011] Borensteinらの米国特許第5,043,170号明細書には、産卵鶏および老齢鶏の卵殻強度および下肢強度を改善するための、ビタミンD3と、1−α−ヒドロキシコレカルシフェロールまたは1α,25−ジヒドロキシコレカルシフェロールのいずれかとの組み合わせが開示されている。] [0012] Chungらによる国際公開第2007/059960号パンフレットには、ビタミンD3と25−ヒドロキシビタミンD3の両方を含有する食餌を与えられた雌ブタで、全身の健康状態、体格、産仔数と健康、その他の生産パラメータが改善されることが開示されている。また、ヒト用の25−OH D3栄養補助食品が開示されているが、体重1kgあたり5〜15マイクログラムというその投与量の範囲(一人あたり300〜900マイクログラムという極めて高い一日投与量に相当)は極めて高い。] [0013] 上述した文献には、ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを、ヒト用の医薬品、食品または栄養補給食品として使用すること、あるいはそれがヒトの健康に対しておよぼす影響については、教示も示唆もされていなかった。この組成物の形態と投与量によって、ヒトによるビタミンDの使用(薬物動態など)に対する望ましい効果が得られる。ビタミンDと25−OH D3の両方を用いる場合のヒトでの投薬の動態は、本発明者らが知るかぎり、過去には研究されていない。他の利点および改善点については、後述するか、あるいは本明細書の開示内容から自明であろう。] [0014] [発明の詳細な説明] ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを人に投与した場合、意外なことに血漿25−OH Dの増加によって相乗的に増加することが見いだされている。この効果は短時間で観察され、最初の6時間程度が最も顕著である。さらに、血漿レベルの増加は約206時間にわたって持続する。このため、本発明は、ヒトの医薬品として使用する、ビタミンD(コレカルシフェロールおよび/またはエルゴカルシフェロール)と25−OH D3(カルシフェジオール)の組み合わせを含む。このような組成物の1つの考えられる用途に、抗骨粗鬆症薬としての使い方があるが、本発明の組み合わせは、ビタミンDまたは25−OH D欠乏が関連している徴候であれば、どのようなものに対しても適している。] [0015] さらに、本発明によれば、25−OH D3とビタミンDの組み合わせが、ビタミンDと25−OH D3単独のどちらの存在とも関係のない多数の遺伝子をはじめとする、相乗数(synergistic number)のビタミンD応答性遺伝子を、相乗的に制御する(上方制御または下方制御のいずれか)ことが見いだされている。これは、実質的にすべてのビタミンDが最初に25−OH Dに代謝されることを前提とし、現在のビタミンD代謝のモデルでは説明されていないため、意外な結果である。] [0016] 本発明による組み合わせによって、以下の2つの大きな利点が得られる。 1)25−OH Dの迅速かつ相乗的な血漿応答が生じる。 2)予想外に顕著かつ長時間にわたる血漿25−OH Dレベルの定常化につながる。これらは、ビタミンD欠乏の特に重要な治療目標すなわち、すべてのビタミンD依存性組織の十分な供給を保証するための最適以下のビタミンDの状態と長期かつ安定した血漿濃度を速やかに回復することである。] [0017] 本発明の別の態様は、25−OH D3を含有し、好ましくはビタミンDと25−OH D3の組み合わせを含有する、ヒトの消費に適した食品、機能性食品、栄養補助食品または栄養補給食品である。] 図面の簡単な説明 [0018] 後肢負荷軽減(「HU群」)と処理群(ビタミンD3、25−OH D3または組み合わせ)でのマウス遺伝子の発現の異なるプローブセットに関するベン図を示す。 25−OH D3処理群と、25−OH D3+ビタミンD3の組み合わせを用いる処理群との間で、遺伝子の発現の異なるプローブセットに関するベン図を示す。 ビタミンD3処理群と、25−OH D3+ビタミンD3の組み合わせを用いる処理群との間で、遺伝子の発現の異なるプローブセットに関するベン図を示す。 HU群と、25−OH D3およびビタミンD3の組み合わせ処理をほどこす群との間で、遺伝子の発現の異なる1745プローブセットの特徴抽出(GeneGo MetaCoreで実施)である。 25−OH D3+ビタミンD3処理群における発現の異なるプローブセットと、選択した骨格筋遺伝子のプローブセットとに関するベン図を示す。 25−ヒドロキシビタミンD3処理群における発現の異なるプローブセットと、選択した骨格筋遺伝子のプローブセットとに関するベン図を示す。 ビタミンD3処理群における発現の異なるプローブセットと、選択した骨格筋遺伝子のプローブセットとに関するベン図を示す。] [0019] 本明細書および特許請求の範囲全体で使用する場合、用語「ビタミンD」は、ビタミンD3(コレカルシフェロール)および/またはビタミンD2(エルゴカルシフェロール)のいずれかを示す。ヒトは、ビタミンD2(エルゴカルシフェロール)を生成できないが、これをビタミンD源として使うことはできる。ビタミンD2は、さまざまな植物によって合成可能であり、ビタミンD3に相当するものとしてサプリメントでビタミンDに使用されることが多い。] [0020] 「ビタミンD代謝物」は、25−ヒドロキシビタミンD3以外のビタミンDの代謝物を意味する。] [0021] 「25−OH D3」は、具体的には25−ヒドロキシビタミンD3を示す。] [0022] 「25−OH D」は、血漿中に見られる主要な循環型であるビタミンD2またはビタミンD3のいずれかの25−ヒドロキシル化代謝物を示す。] [0023] 一実施形態では、ビタミンDと、25−OH D3と、薬学的に許容される酸化防止剤と、少なくとも1種の薬学的に許容されるキャリアとを、錠剤、カプセルまたは注射可能な形態で含む、ヒトで使用するのに適した医薬組成物が得られる。] [0024] また、本発明は、有効成分が本質的にビタミンDと25−OH D3の組み合わせからなり、一層好ましくは、有効成分が本質的にビタミンD3と25−OH D3の組み合わせからなる、ヒト用の医薬組成物にも関する。] [0025] 別の実施形態では、多数回分の投与量のビタミンDまたはビタミンD3と、ある投与量の25−OH D3とからなるキットが得られる。これらを瓶やブリスター包装、あるいはバイアルラックなどの容器に封入しておいてもよい。さらに、ある投与量として組成物をヒトに投与するための指示もキット内に含まれている。] [0026] 別の実施形態では、少なくとも25−OH D3の噴霧乾燥製剤と薬学的に許容される酸化防止剤とで構成される、ヒトで使用するのに適した組成物が得られる。この組成物はさらに、ビタミンDまたはビタミンD3の噴霧乾燥製剤で構成されるものであってもよい。あるいは、組成物は、ビタミンDまたはビタミンD3および25−OH D3と、噴霧乾燥製剤の調製元となった薬学的に許容される酸化防止剤との混合物であってもよい。あるいは、別々に、少なくともビタミンDまたはビタミンD3の噴霧乾燥製剤と薬学的に許容される酸化防止剤からなる第1の組成物と、少なくとも25−OH D3の噴霧乾燥製剤からなる第2の組成物とで構成されるキットが得られる。] [0027] さらに別の態様では、噴霧乾燥製剤の製造方法が得られる。少なくともビタミンD、25−OH D3またはその両方を、中鎖トリグリセリド、ココナッツ油またはパーム油などの好適な油に溶解させ、非水性相を得る。非水性相と水性相を乳化させる。このエマルションを噴霧乾燥させ、粉末にする。あるいは、ビタミンDまたはビタミンD3および25−OH D3を別々に噴霧乾燥して粉末にした後、互いに混合する。] [0028] 別の態様では、ビタミンDおよび25−OH D3をヒトに投与する方法が得られる。これによって、血液、血漿または血清中の25−OH Dの濃度を上昇または維持することができる。血液、血漿または血清で、25−OH Dの定常状態の濃度を達成できる。25−OH Dの血漿または血清濃度の予測可能性も高めることができる。] [0029] このような投与によって達成される25−OH Dのピーク濃度は、30nmol/L〜375nmol/Lであればよく、好ましくは約120nmol/L〜約300nmol/Lである。このような投与によって達成される25−OH Dの定常状態の濃度は、好ましくは60nmol/Lを超える値からである。] [0030] 別の実施形態では、25−OH D3が、単独またはビタミンDとの組み合わせで、ヒトが消費するのに適した食品、機能性食品、栄養補助食品または栄養補給食品の有効成分である。25−OHおよび/またはD3の投与量は、医薬品製品に存在する場合と同じであってもよいが、好ましくは、それよりも少ない範囲になりやすい。栄養補助食品および栄養補給食品は、錠剤、カプセルまたは他の便利な剤形の形であってもよい。食品は、飲料または食品であってもよく、必要があれば、他のビタミン、ミネラルなど、栄養的に効果的な他の化合物を含有してもよい。] [0031] ビタミンD欠乏は、特に高齢者の個体群や、年齢とは関係なく慢性的に動けない人々の間で多く見られる症状である。これは、太陽光にあたる時間の全般的な不足、体がビタミンDを作ったりこれを効率的に代謝したりする機能が衰えたこと、あるいは他の多数の原因による場合がある。このように、本発明の一態様は、高齢者の個体群でビタミンDと25−OH D3の組み合わせを使用することである。本明細書全体で使用する場合、「高齢者の」という表現は、65歳を超えた個体、好ましくは70歳を超え、さらには80歳を超えた個体すら包含することを想定している。] [0032] 別の実施形態では、この25−OH D3とビタミンDの組み合わせが、ビタミンDの欠乏または不足を特徴とする症状を発症する危険性のある人々に適している。これには、特に閉経後の女性(すなわち45歳前後以上)や45歳前後以上の男性をはじめとする成人を含み得る。これは特に、伝統的に長い衣服を着用する、日常的に屋外に出ない、太陽光にあたるときにサンスクリーン製剤を使用する、あるいは地理的に赤道から北または南に離れた太陽光がそれほど強くない地域で暮らす人々など、自然の太陽光を大量に浴びていない個体には、特に適している。] [0033] ビタミンDと25−OH D3の組み合わせについては、1日1回、1週間に1回または1ヶ月に1回投与すればよい。本発明によれば、ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを送達すると、意外なことに25−OH Dの血漿レベルが相乗的に上昇することが見いだされている。この効果は短時間で観察され、最初の6時間程度が最も顕著である。さらに、血漿レベルの増加は少なくとも約206時間にわたって持続する(低めであるにもかかわらず、依然として臨床的に有効なレベル)。よって、本発明は、単一ビタミンD形態での従来の治療に対して2つの明確な利点を提供するものである。高めの血漿レベルの持続によって長時間のバイオアベイラビリティを保ちつつ、迅速な効果によって急唆な(acute)バイオアベイラビリティが得られる。] [0034] さらに別の態様では、少なくとも25−OH D3の噴霧乾燥製剤をヒトに投与することで、これを使用する方法が得られる。] [0035] 本発明の別の態様は、ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを投与することで、吸収不良症候群(小児脂肪便症、スプルー症候群または短腸症候群に羅患しているなど)のあるヒトに、ビタミンDまたはその代謝物を提供する方法である。] [0036] 本発明の別の態様は、ビタミンDを効率よく処理して25−ヒドロキシビタミンDに変えることのできない肝機能障害のあるヒトに、その人にビタミンDと25−ヒドロキシビタミンD3の組み合わせを提供することで、ビタミンD代謝物を提供する方法である。] [0037] ビタミンDおよび25−OH D3は、どのような供給源から入手したものであってもよく、その組成物も従来の技術を用いて調製してもよい。通常、ビタミンD、25−OH D3またはその両方の結晶を、加熱攪拌しながら(別々にまたは一緒に)油に溶解させる。好ましくは、油を容器に移して加熱する。その後、油の温度を維持または経時的に上昇させながら、ビタミンD、25−OH D3またはその両方を容器に入れる。組成物を攪拌して、ビタミンD、25−OH D3またはその両方の結晶を溶解させる。油に入れる前に、製粉および/または篩過によって結晶の大きさを小さくし、溶解しやすくしておいてもよい。組成物の攪拌は、かき回し、容器の回転、混合、均質化、再循環または超音波処理によって実施してもよい。好ましくは、油を容器に入れて約80℃〜約85℃の温度まで加熱し、大きさを揃えた結晶を容器に入れ、中身をかき回して結晶を油に溶解させる。] [0038] 「油」は、ババス油、ココナッツ油、コフネヤシ油、ムルムル脂、パーム核油またはホシダネヤシ油など、好適な食用油、脂質または脂肪のいずれであってもよい。油は、天然油、合成油、半合成油またはこれらの組み合わせであってもよい。天然油は、どのような供給源に由来するものであってもよい(動物、植物、真菌、海洋など);合成または半合成油は、都合のよい技術で製造してもよい。好ましくは、油は、植物中鎖トリグリセリド、主にカプリル酸およびカプリン酸の混合物、あるいはパーム油もしくはココナッツ油またはそれらの混合物である。組成物は、任意に、たとえば、薬学的に許容される酸化防止剤、保存剤、溶解剤、界面活性剤、pH調整剤または緩衝剤、湿潤剤、これらの組み合わせなどの1種類以上の他の好適な成分を含むものであってもよい。上記は、薬学的に許容されるキャリアの例である。] [0039] 好適な酸化防止剤としては、トコフェロール、混合トコフェロール、天然または合成供給源由来のトコフェロール、ブチル化ヒドロキシトルエン(BHT)、ブチル化ヒドロキシアニソール(BHA)、ローズマリー抽出物のような天然酸化防止剤、没食子酸プロピル、ヒト用医薬品の製造に用いられる他の任意の酸化防止剤があげられる。好ましくは、酸化防止剤がトコフェロールである。好適な保存剤としては、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸、これらの組み合わせがあげられる。好適な溶解剤としては、アルコール、塩素化炭化水素、これらの組み合わせなどの無機溶媒または有機溶媒があげられる。好適な界面活性剤は、パルミチン酸アスコルビル、ポリソルベート、ポリエチレングリコール、これらの組み合わせなど、アニオン系、カチオン系または非イオン系であってもよい。好適なpH調整剤または緩衝剤としては、クエン酸−クエン酸ナトリウム、リン酸−リン酸ナトリウム、酢酸−酢酸ナトリウム、これらの組み合わせがあげられる。好適な湿潤剤としては、グリセロール、ソルビトール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、これらの組み合わせがあげられる。] [0040] 油組成物を形成したら、これを他のさまざまな有用な組成物に取り込むことができる。そのうちのいくつかを、以下にあげておく。たとえば、エマルションを形成してもよく、これを任意にカプセル化または噴霧乾燥させてもよい。上述した非水性組成物を水性組成物と組み合わせることで、多岐にわたるエマルションを調製できる。エマルションは、どのようなタイプであってもよい。好適なエマルションとしては、水中油滴型エマルション、油中水滴型エマルション、無水エマルション、固体エマルション、マイクロエマルションがあげられる。] [0041] エマルションの調製には、都合のよい任意の技術を使用してもよい。エマルションは、水性組成物と非水性(油など)組成物を含有し、後者は、油組成物の総重量に対して約3重量%〜約50重量%の量で油に溶解されたビタミンD、25−OH D3またはその両方を(別々にまたは一緒に)含む。本明細書で使用する場合、「水性組成物」および「水性相」は同義に用いられる。通常、エマルションは約20%〜約95%の水性組成物と、約5%〜約80%の非水性組成物とを含み得る。しかしながら、好ましくは、エマルションが約85%〜約95%(vol/vol)の水性組成物と、約5%〜約15%(vol/vol)の非水性組成物とを含有する。都合のよいことに、非水性組成物が液滴として水性組成物中に分散していてもよい。たとえば、液滴の平均直径が水性組成物中で約500nm未満であってもよい。都合のよいことに、液滴の平均直径が約150nm〜約300nmである。] [0042] 特に有利な実施形態では、エマルションは、後にエマルションをさらに処理する(噴霧乾燥など)際に、油組成物のカプセル化を容易にするカプセル化剤を含有する。カプセル化剤は、油組成物をカプセル化できる食用物質であれば何でもよい。好ましくは、カプセル剤が主にコロイド状物質である。このような物質としては、デンプン、動物供給源由来のタンパク質(ゼラチンを含む)、植物供給源由来のタンパク質、カゼイン、ペクチン、アルギン酸塩、寒天、マルトデキストリン、リグニンスルホン酸塩、セルロース誘導体、糖質、糖類、ソルビトール、ゴム、これらの組み合わせがあげられる。] [0043] 好適なデンプンとしては、植物デンプン(National Starch & Chemical Corp.,New York,NYのCAPSUL(登録商標)またはHI−CAP(登録商標)など)、他の食品用化工デンプン、これらの組み合わせがあげられる。好ましくは、デンプンがCAPSUL(登録商標)化工植物デンプンである。動物供給源由来の好適なタンパク質としては、ゼラチン(ウシゼラチン、ブルーム強度の異なるブタゼラチン(A型またはB型)、魚ゼラチンなど)、脱脂乳タンパク質、カゼイン塩、これらの組み合わせがあげられる。好ましくは、動物タンパク質がゼラチンである。植物供給源由来の好適なタンパク質としては、ジャガイモタンパク質(Roquette Preres Societe Anonyme, Lestrem,FranceのALBUREX(登録商標)など)、マメタンパク質、ダイズタンパク質、これらの組み合わせがあげられる。好ましくは、植物タンパク質がALBUREX(登録商標)ジャガイモタンパク質である。デキストロース当量の異なる好適なマルトデキストリンとして、マルトデキストリン5、マルトデキストリン10、マルトデキストリン15、マルトデキストリン20、マルトデキストリン25、これらの組み合わせがあげられる。好ましくは、マルトデキストリンが、マルトデキストリン15である。好適なセルロース誘導体として、エチルセルロース、メチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、これらの組み合わせがあげられる。好適な糖類として、ラクトース、スクロースまたはこれらの組み合わせがあげられる。好ましくは、糖類がスクロースである。好適なゴムとして、アカシア、ローカストビーン、カラギーナン、これらの組み合わせがあげられる。好ましくは、ゴムがアカシアゴムである。] [0044] エマルションがカプセル化剤を含む場合、このカプセル化剤を都合のよい技術で水に分散させ、水性相を形成してもよい。水性相は、選択した成分の特性に応じて、溶液であっても混合物であってもよい。選択した成分の分散には、均質化、混合、乳化、再循環、静的混合、超音波処理、かき混ぜ、加熱またはこれらの組み合わせをはじめとする都合のよい技術を用いればよい。その後、得られる水性相の粘度を、必要に応じて水を加えて調整してもよい。エマルションの水性組成物は、非水性組成物に関して上述したものを含むがこれに限定されるものではない、他の好適な物質を任意に含むものであってもよい。好ましくは、水性組成物は、カプセル化剤、成膜剤、可塑剤、保存剤、酸化防止剤またはこれらの組み合わせを含むものであってもよい。好適な保存剤として、メチルパラベン、プロピルパラベン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、安息香酸ナトリウム、これらの組み合わせがあげられる。好適な酸化防止剤として、アスコルビン酸ナトリウム、アスコルビン酸、クエン酸、これらの組み合わせがあげられる。] [0045] 好ましくは、水性相が、オクテニルスクシニルデンプン(CAPSUL(登録商標))、マルトデキストリン、アスコルビン酸ナトリウムなどの食品用化工デンプンを含有する。別の好ましい水性相は、ジャガイモタンパク質(ALBUREX(登録商標))、マルトデキストリン20、アスコルビン酸ナトリウムを含有する。選択した成分を水に溶解させるには、都合のよい技術、好ましくはかき混ぜを使用してもよい。混合物を、好ましくはこれが均一で塊のないものになるまで均質化する。好ましくは、約50℃〜約80℃の温度で均質化を実施する。その後、得られる水性相の最終粘度を、所望の粘度、好ましくはビーズレット製造であれば約250mPa・s〜約450mPa・s、一層好ましくは約300mPa・s〜約400mPa・s、なお一層好ましくは約385mPa・s、噴霧乾燥製剤であれば60mPa・s〜300mPa・sに調整してもよい。] [0046] エマルションを形成するには、均質化、ロータ−ステータ剪断、高圧剪断およびキャビテーション、高速「カウリング」または剪断攪拌、これらの組み合わせをはじめとする任意の手段で、非水性組成物と水性相を乳化してもよい。エマルションの容量および粘度については、好ましくは、乳化後に水を加えて調整してもよい。好ましくは、非水性組成物および水性組成物を均質化によって乳化する。好ましくは、エマルションは、鉱物、遷移金属またはペルオキシドを含有しないものとする。] [0047] 上述したように、他の有用な組成物、特に噴霧乾燥粉末などのカプセル化油の製造時に、エマルションを取り込むかまたは利用してもよい。通常、カプセル化油は、油組成物と、油組成物をカプセル化するカプセル剤とを含み、この場合の油組成物は、油に溶解されたビタミンD、25−OH D3またはその両方を、油組成物の総重量に対して約5重量%〜約50重量%の量で含有する。カプセル化油の製造には、噴霧乾燥、フリーズドライ、流動床乾燥、トレイ乾燥、吸着、これらの組み合わせをはじめとする従来の技術による上述したエマルションの乾燥など、都合のよい任意の技術を用いればよい。好ましくは、カプセル剤を含有する上記の水性相を有するエマルションを噴霧乾燥してカプセル化油を生成する。噴霧乾燥のパラメータは、最終的なカプセル化油に望ましい物理的特徴に左右される。このような物理的パラメータとしては、粒度、粉末の形状とフロー、水分含有量があげられる。好ましくは、油が、カプセル化油の総重量に対して約30重量%未満、約20重量%未満、約10重量%未満または約5重量%未満の量である。カプセル化油は流動性に優れたものでなければならず、ビタミンDおよび/または25−OH D3が組成物全体に均一に分散しなければならない。都合のよいことに、カプセル化油が粉末である。他の好適な添加剤をカプセル化油に加えてもよい。このような添加剤の1つが、カプセル化油の流動性を高めるための二酸化ケイ素などのフロー剤であってもよい。] [0048] この組成物は、錠剤、カプセル(硬質または軟質など)または注射液(油またはエマルションなど)の形で提供できるものである。これらを1日の単回用量ごとに包装してもよい。] [0049] [投与量] 毎日.2種類の有効成分を別々に投与する場合の本発明による組成物は、ビタミンDまたは25−OH D3を、約1μg〜約50μg、好ましくは約5μgおよび25μgの量で含有する。あるいは、ビタミンDと25−OH D3の両方を含む1日の単回投与量に、各有効成分を、約1μg〜約50μg、好ましくは約5μgおよび25μgの量で含有する。] [0050] ビタミンD対25−OH D3の用量比については、約50:1〜約1:50であってもよく、一層好ましくは約25:1〜約1:25、なお一層好ましくは約6:1〜約1:6であってもよい。] [0051] 別個の複数の投与量を単一のキット(または容器)に梱包してもよい。たとえば、1日の投与量30組を、両方の活性成分を別々に分けて(すなわち別々の60の投与量)キットを構成してもよいし、混合(すなわち両方の有効成分を含有する30の投与量)して構成してもよい。この投与量をヒトに投与するための指示をキットに入れておいてもよい。] [0052] 毎週.1週間の単回投与量には、ビタミンDまたは25−OH D3を約7μg〜約350μg、好ましくは約35〜175μgの量で含有する。あるいは、1週間の単回投与量が、ビタミンDと25−OH D3の両方をそれぞれ約7μg〜約350μg、好ましくは約35〜175μgの量で含有してもよい。ビタミンD対25−OH D3の用量比については、約50:1〜約1:50であってもよく、一層好ましくは約25:1〜約1:25、なお一層好ましくは約6:1〜約1:6であってもよい。] [0053] 毎月.1ヶ月の単回投与量には、ビタミンDまたは25−OH D3を30μg〜約1500μg、好ましくは約75μg〜約500μgの量で含有する。あるいは、1ヶ月の単回投与量が、ビタミンDと25−OH D3の両方をそれぞれ、30μg〜約1500μg、好ましくは約75μg〜約500μgの量で含有してもよい。1週間または1ヶ月の投与量を1組、2組、3組、4組、5組、6組、7組、8組、9組、10組、11組または12組でキットを構成してもよい。] [0054] ビタミンD対25−OH D3の用量比については、50:1〜約1:50の範囲とし、一層好ましくは約25:1〜約1:25、なお一層好ましくは約6:1〜約1:6の範囲とする。] [0055] 血漿25−OH Dレベルを速やかに(すなわち数時間以内)上昇させ、高めのレベルのまま維持するには、約1:6の25−OH D3対D3用量比が特に有益であることが見いだされている。] [0056] このため、本発明の別の態様は、ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを投与することで、基線レベルよりも上で少なくとも60nmol/Lの25−OH Dの長時間にわたる血漿レベルを維持する方法である。好ましくは、ビタミンDがビタミンD3である。] [0057] 本出願および特許請求の範囲全体で使用する場合、「長時間にわたる」とは、ビタミンDおよび25−OH D3の摂取後4時間の時点から始まって、少なくとも12時間は継続する時間を意味する。] [0058] 本発明の別の態様は、25−OH D3とビタミンDの組み合わせを投与することで、少なくとも1週間、基線レベルよりも少なくとも30nmol/L上に25−OH Dの高めの血漿レベルを維持する方法である。好ましくは、ビタミンDがビタミンD3である。] [0059] 本発明の別の態様は、25−OH D3とビタミンDの組み合わせを投与することで、少なくとも1週間、基線レベルよりも少なくとも30nmol/L上まで25−OH Dの血漿レベルを高める方法である。好ましくは、ビタミンDがビタミンD3である。] [0060] 本発明の別の態様は、急激にすなわち25−OH D3とビタミンDの組み合わせの投与後2時間以内に、基線レベルよりも少なくとも30nmol/L上まで25−OH Dの血漿レベルを高め、基線よりも少なくとも30nmol/L上の血漿レベルを少なくとも1週間維持する方法である。好ましくは、ビタミンDがビタミンD3である。] [0061] ここから分かるように、25−OH D3とビタミンD、好ましくはビタミンD3の両方を投与することの利点の1つに、25−OH Dの循環量が短時間で増加し、この増加が維持されることがある。毎日のレジメで推奨されている量などの少なめの投与量を投与する場合、言うまでもなく血漿の絶対的増加は実施例での高めの用量で示した場合よりは少ないすなわち、増え方が30nmol/lより少なくなる。しかしながら、全体としての応答パターンは同じすなわち、短時間での増加があり、基線上の増加が維持される長い安定期がある。応答の大きさは小さめでも、依然として血漿レベルが1日を通して安定しているという利点がある。このため、すべての組織に25−OH Dが最適に供給される。] [0062] 本発明の別の利点は、ビタミンDと25−OH D3、好ましくはビタミンD3の両方を投与することで、25−OH Dの循環レベルを一層容易に所定のレベルにすることができ、この所定のレベルを予測可能な時間にわたって持続させることができる。このため、ビタミンD療法に応答しない個体の数を最小限にすることが可能である。たとえば、肝機能障害または同様の症状のある個体でも、一層正常な25−OH Dレベルとなり得る。] [0063] [遺伝子解析] この組み合わせの生物活性の増加を実証するために、ビタミンD、25−OH D3、組み合わせに曝露した筋肉組織の遺伝子チップ解析を実施した。詳細については、マウス後肢懸垂モデルを用いて実施例2にあげておく。ここから分かるように、2つの組み合わせを送達すると、個々に投与した場合よりも活性化または制御される(上方制御または下方制御のいずれか)遺伝子数が劇的に増加する。現時点で、ビタミンDの大部分が摂取および肝臓での処理時に25−OH Dに変換されると考えられているため、これは意外な結果である。] [0064] このように、本発明の別の態様は、ビタミンDと25−OH D3の組み合わせを人に投与することを含む、ビタミンDおよび25−OH D応答性ヒト遺伝子を活性化または制御するための方法である。] [0065] 以下の非限定的な実施例は、本発明を一層よく例示するために示すものである。] [0066] [実施例] [実施例1] [製剤および治験] [製剤] [材料および方法] 25−OH D3の噴霧乾燥製剤を粉末として提供した。要約すると、25−OH D3およびDL−α−トコフェロールを中鎖トリグリセリドの油に溶解させた後、化工デンプン、スクロース、アスコルビン酸ナトリウムの水溶液に乳化した。このエマルションを二酸化ケイ素の存在下にて噴霧乾燥器で微粒化した。水分含有量(LDO)が4%未満になったら、得られた粉末を回収し、400μmで篩過した。これをアルミ製の袋に包装して封止した後、15℃未満の乾燥した場所で保管し、製造から12ヶ月以内に使用した。] [0067] 3種類のロットを製造した。詳しく説明すると、アンカー型攪拌羽根を備えるFRYMIXプロセスユニットで、70℃にて真空下で120分間混合してマトリクスを生成した。 ・17.300kgの水(WBI) ・13.460kgの食品用化工デンプン(CAPSUL HS) ・3.270kgのスクロース ・0.730kgのアスコルビン酸ナトリウム] [0068] プロペラスターラーを備える二重壁容器で、82℃にて35分間混合して、油相を調製した。 ・0.550kgのBERGABESTMCT油60/40 ・0.049kgのカルシフェジオール(HY−D USP) ・0.183kgのDL−α−トコフェロール] [0069] 油相をFRYMIXプロセスユニット内のマトリクスに移し、内部のコロイドミル(60分、70℃)で事前乳化させた。この事前乳化物を高圧ホモジナイザに循環させた(20分)。70℃での粘度が60mPa・s〜90mPa・sのエマルションを高圧ポンプでスプレーノズルまで送った。流動化剤として、二酸化ケイ素(SIPERNAT 320 DS)を塔に供給したが、他の二酸化ケイ素形態も適している場合があることが想定される。噴霧乾燥パラメータを以下にあげておく。] [0070] ] [0071] 3ロットの25−OH D3それぞれについて、25−OH D3含有量約0.25%の噴霧乾燥粉末平均8.4kgを得た。製剤の他の成分は、食品用化工デンプン73.2%、スクロース17.6%、アスコルビン酸ナトリウム4.0%、中鎖トリグリセリド3.0%、二酸化ケイ素1.0%、DL−α−トコフェロール1.0%である。] [0072] ビタミンD3の噴霧乾燥製剤を粉末として提供した。要約すると、ビタミンD3およびDL−α−トコフェロールを中鎖トリグリセリドの油に溶解させた後、化工デンプン、スクロース、アスコルビン酸ナトリウムの水溶液に乳化した。このエマルションを二酸化ケイ素の存在下にて噴霧乾燥器で微粒化した。水分含有量(LOD)が4%未満になったら、得られた粉末を回収し、篩過して大きな塊を取り除いた。これを15℃未満の乾燥した場所に保管した。安定性は良好で、保管寿命を12ヶ月より長く延ばすことが可能である。] [0073] [治験] [被験者] インフォームドコンセントを用いて健康な閉経後の女性(50〜70歳)を募集し、以下の基準でふるい分けた。血清25−OH Dが20nmol/L〜50nmol/L、肥満度指数18kg/m2〜27kg/m2、血圧146/95mm Hg未満、血清カルシウム2.6nmol/L未満、空腹時グルコース100mg/dl未満、1週間に3回を超えて激しい運動をしない、高血圧症の治療歴なし、骨代謝に影響する高用量ビタミンDまたはカルシウムサプリメントまたは薬物(ビスホスホネート、カルシトニン、エストロゲン受容体調節因子、ホルモン補充療法、副甲状腺ホルモン)の使用歴なし、研究中は「日当たりの良い」場所に足を運ばない。] [0074] 被験者を7つの処理群(すなわち、毎日、毎週、一用量でのボーラス、組み合わせ用量でのボーラス)に無作為に振り分けた。各群を被験者5名ずつで構成した。彼らをスイスのチューリッヒで冬季に4ヶ月間追跡する。] [0075] [臨床研究] 目的は、ヒトに投与したビタミンDおよび25−OH D3の薬物動態特性を研究および比較することであった。両方の物質を等しい量で調査した。レジメンは、25−OH D3を20μg/日(またはそれに相当する量を週ベースで)とする。25−OH Dの既存の最大基線濃度が50nmol/Lになったら、Ca2+恒常性の乱れが観察される範囲に被験者が近づくとは思われない。比較目的で、等モル量のビタミンDまたは25−OH D3のいずれかを投与する必要があった。ビタミンDの投与に関しては、バックグラウンドのばらつきに影響されず、参加者にとっての有効用量を提供するのに十分な用量であると思われる。] [0076] 毎日:120回投与 1. 25−OH D3 20μg 2.ビタミンD3 20μg(800IU) 毎週:16回投与 3. 25−OH D3 140μg 4. ビタミンD3 140μg(5600IU) ボーラス:単回投与 5. 25−OH D3 140μg 6. ビタミンD3 140μg(5600IU) ボーラス:組み合わせ投与 7. D3および25(OH)D3 140μg(5600IU)+140μg] [0077] ハードゲルカプセル(瓶入り)には、噴霧乾燥ビタミンD3または25−OH D3のいずれかが1カプセルあたり20μgまたは140μgのいずれかで含まれている。各投与量を朝食時に経口摂取する。研究期間は、「毎日」および「毎週」群で4ヶ月である。「ボーラス」群に登録された被験者は、2回目の研究での来訪時に単一投与量を経口摂取し、さらに4ヶ月間追跡する。。] [0078] この投与量を摂取後、さまざまな時点で被験者から試料を入手して、25−OH Dの血漿濃度(ピークおよび定常状態など)を求めた。スクリーニング目的と基線値を確立するために、研究への参加前に血液試料を採取し、臨床検査室で、血清中のビタミンD、25−OH D3、カルシウム、クレアチニン、アルブミン、空腹時グルコースを測定する。研究1週目の月曜日に、血清ビタミンD、25−OH D、1,25−ジヒドロキシビタミンDの薬物動態;血清マーカー(すなわち、ビタミンD、25−OH D、カルシウム、クレアチニン、アルブミン、PTH、GOT、GPT、ALP、トリグリセリド、HDL、LDL、総コレステロール、bALP、空腹時グルコース);尿マーカー(すなわち、カルシウム、クレアチニン、DPD)を24時間かけて評価する。1週目の残りの日と2週目の月曜日の1日試料を採取して、血清ビタミンDおよび25−OH D、血清マーカー(すなわち、カルシウム、クレアチニン、アルブミン)、尿マーカー(すなわち、カルシウム、クレアチニン)を評価する。3、5、7、9、11、13、15週目の月曜日にも評価を継続する。16週目の月曜日には、試料を採取して、血清ビタミンD、25−OH D、1,25−ジヒドロキシビタミンD;血清マーカー(すなわち、ビタミンD、25−OH D、カルシウム、クレアチニン、アルブミン、PTH、GOT、GPT、ALP、トリグリセリド、HDL、LDL、総コレステロール、bALP、空腹時グルコース);尿マーカー(すなわち、カルシウム、クレアチニン、DPD)の薬物動態を評価する。] [0079] [結果] 表1に、投与量140μgの25−OH D3、投与量140μgのビタミンDまたは併用投与量140μgの25−OH D3+140μgのビタミンD後の血漿25−OH Dレベルの増加を示す。血液試料については、表記の時間スケジュールで採取した。] [0080] ] [0081] 上述したように、140μgの25−OH D3+140μgのビタミンDを併用投与後に、血漿25−OH D応答の相乗的な増加があった。この効果は最初の6時間に特に顕著であった。さらに、併用投与によって、2〜206時間(すなわち8.5日目まで、あるいは1週間を超えて)血漿25−OH Dレベルが少なくとも30nmol/Lずつ持続的に増加した。140μgの25−OH D3を投与後、4〜49時間の間のみ少なくとも30nmol/Lの血漿25−OH Dレベルの増加が観察されたのに対し、140μgのビタミンD単独の投与後にはその大きさの増加は観察されなかった。] [0082] したがって、140μgの25 OH D+140μgのビタミンD3の併用投与によって、2つの有意な利点が得られる。これは、25−OH Dの迅速かつ相乗的な血漿応答を生じ、なおかつ予想外に顕著かつ長時間にわたる血漿25−OH Dレベルの安定化につながる。これらは、ビタミンD欠乏の特に重要な治療目標すなわち、すべてのビタミンD依存性組織の十分な供給を保証するための最適以下のビタミンDの状態と長期かつ安定した血漿濃度を速やかに回復することである。] [0083] [実施例2] [遺伝子チップデータ] この研究の目的は、尾部懸垂が動物の負荷軽減した後肢の骨格筋萎縮につながる、BalbCマウスを用いる骨格筋萎縮モデルにおいて、ビタミンD3、25−OH D3、ビタミンD3と25−OH D3の組み合わせによる効果を試験することであった。当初、このモデルはヒトの宇宙飛行を模するためにラットで確立され、他の科学技術分野でも骨格筋質量または骨の喪失の研究に一般に用いられている。結果は、サルコペニア(加齢に伴う骨格筋の質量と力の変性喪失)または骨格筋の運動不足(骨折、外科手術または外傷による長期の床上安静後など)などのヒトでの症状を示すものとみなされる。] [0084] 方法 本発明者らの研究のために、研究の最初に9ヶ月齢のメスのBalbCマウスを無作為に1群あたり動物10匹で4群に分けた。 1.対照群:後肢負荷軽減(HU) 2.ビタミンD3群:HU+ビタミンD3での処理 3.25−OH D3群:HU+25−OH D3での処理 4.ビタミンD+25−OH D3群:HU+ビタミンD3および25−OH D3(組み合わせ)での処理] [0085] 動物を7日間にわたって特別なケージに入れておいた。すべてのマウスを別々に分けて収容し、水と餌をいつでも自由に摂取できるようにしておいた。すべての動物を実験開始時と切開3時間前の2回、経管栄養で処理した。 1.対照群はビヒクル(ゼラチン)を摂取 2.D3群はビタミンD3(50μg/kg/bw)を摂取 3.25−OH D3群は25−OH D3(50μg/kg/bw)を摂取 4.組み合わせ群はビタミンD3+25−OH D3(50+50μg/kg/bw)を摂取] [0086] 研究終了時、腓腹筋を採取し、以後の解析用に液体窒素で直接凍結させた。遺伝子発現の変化を確認し、腓腹筋のmRNAレベルのシフトを解析するために、本発明者らは、このアレイタイプ用にAffymetrixから入手したAffymetrix Mouse 430−2マイクロアレイをバージョン27(2008年12月)のアノテーションファイルと一緒に用いた。アレイには、「34,000を超える十分にキャラクタライズされたマウス遺伝子およびUniGeneクラスター由来の39,000を超える転写物と変異体の発現レベルを分析するための45,000のプローブセット」を含む(Affymetrix、2009)。] [0087] 一般に用いられているTrizolプロトコールを使って全RNAを単離した。このRNAを分光光度解析によって定量化した。全RNA試料の完全性もAgilent 2100 Bioanalyzerで定性的に評価した。次に、1サイクルのcDNA合成用にRNAを調製した。このステップには、ポリ−ARNA対照を使用して、真核標的標識プロセス全体をモニタするための外来の陽性対照を得る。第1のcDNA合成を実施し、第2鎖cDNA合成後、二本鎖cDNAからcDNAをクリーンアップする。次に、ビオチン標識cRNAを合成し、クリーンアップし、分光光度計を用いて260/280nmで定量化する。最適なアッセイ感度を得るには、Geneチッププローブアレイへのハイブリダイゼーション前にcRNA標的を断片化しておくことが重要である。断片化後、チップ(Affymetrix Mouse 430−2チップ)でプローブをハイブリダイズする。チップを洗浄し、Affymetrixの流体ステーションにて染色し、遺伝子チップスキャナでスキャンする。次に、Genedata(Expressionist 5.0: Refiner Array and Analyst)から入手したソフトウェアを用いてさらに解析するために、データをスキャナから転送する。データの解釈とパス解析については、GeneGo Metacoreパッケージ(V5.2 build 17389)のオンライン版を用いて実施した。] [0088] 一層精密なアレイで、品質に関する事項についてマイクロアレイデータを評価し、問題のある測定にフラグを立てる。これによって、生のマイクロアレイデータを以後の統計解析用に自動的に前処理してまとめるための一組の正規化アルゴリズムと有効な簡略化方法が得られる。] [0089] マイクロアレイデータを解析したところ、HU群とHU+処理群(ビタミンD3、25−OH D3または組み合わせ)とで発現の異なる遺伝子(mRNA)が明らかになった。] [0090] 本発明者らによる重要な所見は、以下のとおりである。 1.25−OH D3とビタミンD3とを組み合わせると、25−OH D3よりも多くの遺伝子のプローブセットが変化する。結果として、ビタミンD3(表1)よりも多くの遺伝子のプローブセットが変化する。 a.HU対照群と比較して、組み合わせ処理(D3+25−ヒドロキシビタミンD3)を実施した群では、25−OH D3だけで処理を実施した群(1263)よりも有意に多くの遺伝子のプローブセットが変化した(1745)。 HU対照群と比較して、25−OH D3で処理した群では、ビタミンD3での処理を実施した群(385)よりも有意に多くの遺伝子のプローブセットが変化した(1263)エラー!参照ソース見つからず。] [0091] 2.25−OH D3+ビタミンD3の組み合わせ処理では、ビタミンD3での処理よりも25−OH D3での処理のほうが、共通の遺伝子の発現の異なるプローブセットが多い。 a.25−OH D3群で発現の異なる約61%の遺伝子のプローブセットが、25−OH D3+ビタミンD3群でも発現が異なる(1263のうち769、図2) b.ビタミンD3群で発現の異なる約46%の遺伝子のプローブセットが、25−OH D3+ビタミンD3群でも発現が異なる(385のうち177、図3) c.図4、図6、図7に示すように、25−OH D3とビタミンD3の組み合わせ処理が、筋肉発達過程の遺伝子に最も有意な影響がある。 d.関与する遺伝子は、骨格筋における以下のメインカテゴリのうちの一部である:筋肉収縮、筋肉発達、筋肉維持(表)。] 図2 図3 図4 図6 図7 [0092] 3.骨格筋の選択した遺伝子のプローブセットについては、25−OH D3とビタミンD3での組み合わせ処理で、ビタミンD3のみまたは25−OH D3のみでの処理より発現が多い(表3)。] [0093] ] [0094] ] [0095] ] [0096] 本明細書にて説明かつ権利請求している本発明は、本明細書に含まれる特定の実施形態によってその範囲が限定されるものではない。これらの実施形態は、本発明のいくつかの態様を例示することを意図したものだからである。等価な実施形態も本発明の範囲に含まれることを想定している。特に、本明細書で示して説明したもの以外にも、上記の説明を読めば、本発明のさまざまな改変が当業者には自明となろう。このような改変も、添付の特許請求の範囲に包含されることを想定している。矛盾が生じた場合は、定義を含めて本開示が優先するものとする。]
权利要求:
請求項1 ビタミンDと25−OHD3とを含む、ヒトで使用するのに適した医薬組成物。 請求項2 薬学的に許容される酸化防止剤と、少なくとも1種の薬学的に許容されるキャリアとを、錠剤、カプセルまたは注射可能な形態でさらに含む、請求項1に記載の組成物。 請求項3 請求項1またはによる噴霧乾燥ビーズレット組成物またはカプセル化ビーズ組成物。 請求項4 25−OHD3およびビタミンDを用いて、25−OHD欠乏に関連する症候を軽減するために使用する、ヒト用の薬を製造する使用法。 請求項5 25−OHビタミンD3を含む、ヒトで使用するのに適した栄養補給食品、栄養補助食品または食品。 請求項6 ビタミンDをさらに含む、請求項5に記載の栄養補給食品、栄養補助食品または食品。 請求項7 多数回分の投与量のa)ビタミンDと、b)25−OHD3と、を含む、キット。 請求項8 容器と、組成物を投与量としてヒトに投与するための指示書とからなる群から選択される少なくとも1つの要素をさらに含む、請求項7に記載のキット。 請求項9 少なくとも7回分の投与量が含まれる、請求項7または8に記載のキット。 請求項10 少なくとも30回分の投与量が含まれる、請求項9に記載のキット。 請求項11 ビタミンDおよび25−OHD3をヒトに投与することを含む、ヒトの血液、血清または血漿中の25−OHD濃度を増加または維持あるいは、ヒトの血液、血清または血漿中の25−OHD濃度の所望の定常状態濃度を達成、あるいは、ヒトの血液、血清または血漿での25−OHD濃度の予測可能性を高める方法。 請求項12 ビタミンDと25−OHD3を別々の剤形として投与する、請求項11に記載の方法。 請求項13 ビタミンDと25−OHD3を同一の剤形で投与する、請求項11に記載の方法。 請求項14 ビタミンDと25−OHD3の組み合わせを投与することを含む、ヒトで基線よりも少なくとも60nmol/L上に25−OHDの血漿レベルを長時間維持する方法。 請求項15 25−OHD3とビタミンDの組み合わせを少なくとも1週間投与することを含む、ヒトで基線よりも少なくとも30nmol/L上に25−OHDの血漿レベルを高める方法。 請求項16 25−OHD3とビタミンDの組み合わせを投与することを含む、ヒトで2時間以内に25−OHDの血漿レベルを短時間で高める方法。 請求項17 ヒトが高齢者である、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。 請求項18 ヒトが、(小児脂肪便症、スプルー症候群または短腸症候群に羅患しているなど)吸収不良症候群を抱えている、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。 請求項19 ヒトが肝機能障害を抱えている、請求項11〜16のいずれか一項に記載の方法。 請求項20 ビタミンDと25−OHD3の組み合わせを人に投与することを含む、ビタミンDおよび25−OHD応答性ヒト遺伝子を活性化または調節する方法。
类似技术:
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